TOPに戻る

滝めぐり秘話


            いったいどれくらいの滝をめぐったのだろう。100ヶ所紹介したガイド本が2冊だが、単純に200ヶ所とは言いきれない。
            ここでは本には書けなかった裏話や面白かったことなど思い出しながら書いてみたい。



花乱の滝 福岡県福岡市早良区石釜 落差15m

福岡市街から車で30分ほど走ればこんな別世界に出合える。三瀬トンネルへの国道沿いから滝へ
左折するが手前にラブホがあり、たまにすれ違う対向車の運転席のおやじが意味深に笑う・・・
(いや、笑っているように感じる)
「違う!違う!目的は滝なんだよ〜」と叫びたいがまあいいか・・・あの人たちもどこから出てきたのやら・・・
撮影後、車の荷台にカメラ道具一式しまってドアをドン!と閉めた途端すぐ側の草むらからイノシシが
飛び出して逃げていった。
びっくりして声も出なかったが、イノシシって何で逃げる時たまにずっこけるんだろう! (笑)








花乱の滝


ちょうど正午頃、木漏れ日が天から射し神々しい光景だった。わずか20秒ほどで消えてしまって次は
来なかった。
余談だが、滝つぼ下流に修験者のための小屋が建っている。たまに滝に打たれる姿が見れるらしいが、
至近距離にあるラブホとのギャップがどうも人間臭いというか・・・










観音の滝 佐賀県唐津市七山 落差30m 日本の滝百選

七山は撮影抜きで新鮮な野菜を買いに行ったり、川辺で弁当食べたり自然に溶け込んだ場所だ。
よく知っているルートなので、藤井フミヤさんと番組でご一緒したときもここに案内させていただいた。
フミヤさんも上から覗き込んで「マイナスイオン浴びまくりだよ」と満足気だったなあ・・・
滝自体は、百選の選考委員会がいかにも好みそうな豪快な直瀑。
大楓を滝の上にフレーミングしてスローシャッターを切る。滝めぐりに行く人は岩場がとても滑りやすい
ので要注意。











観音の滝

滝の上流、大楓の幹の部分から塀越しに撮った。超ワイドレンズ17mm付近で楓も渓谷も肉眼ではあり得ない
ほど広がり写真ならではの風景が広がった。










観音の滝

滝の下流から渓谷を入れてワイドに撮影。夏の豊水期は迫力ある渓谷写真が撮れる場所。
この下流には白絹の滝などの滝が続き「国際渓流滝のぼりinななやま」のコースとなっている。









五塔ノ滝 福岡県糟屋郡篠栗町 落差20m

お遍路さんで賑わう篠栗霊場は滝が多いところ。そのためか何となく神々しさも漂う神聖な滝が多い。
写真は梅雨明けの豊水期、長靴を履いて撮影していたら足元が冷たくなった・・・長靴に穴が開いていたのか
水が浸入!替えの靴下がなく湿っぽい一日となってしまった。









菅生の滝 福岡県北九州市小倉南区 落差30m

北九州市では有名な滝。しかし全国区ではもっと有名らしい・・・というのもコンビニで見た夏限定の本。
ここは心霊スポットとしてよく登場するようだ。滝めぐりをよくやる私は、この手の話はあまり興味がない。
いや、考えたくないといったほうが当たり!
これだけ滝をめぐると、中にはヒヤッ!としたこともなくはない。他県のとある滝で撮影を終え、振り返った
瞬間ソバージュをかけた中年の女性が立っていて・・「ギャ〜ッ!」と大声を上げてしまったのだ。
実はたった一人で滝を見に来ていた顔色が悪い女性だった。申し訳ないとお詫びして帰ったが、とても
薄暗い森の中の滝。
真夏の正午だったが何でたった一人で来たのだろう・・・いやいや考えないでおこう・・・








千寿院の滝 福岡県糸島市二丈町 落差15m

近くの白糸の滝と近いためか形状がよく似ている。段瀑で横からはもみじも迫り出してこれぞ日本の滝という
風情がある。駐車場やお食事処が完備された白糸の滝と違い、車もやっと停車できる程度のスペースで
狭い歩道を10分ほど歩く。これだけで観光客は少なくほとんどが独り占め状態だ。
じっくりと動画撮影を楽しんでいる人がいた。ここはソーメン流しや釣堀とは無縁の滝と向かい合える場所なのだ。









白糸の滝 福岡県糸島市白糸 落差24m

滝デビュー戦を飾った場所。何度も訪れては撮影を楽しんだが、今では海水浴場化して滝つぼは水風呂状態。
これじゃ神様も居場所がないよねえ。

海に行って日焼けするのがいやな人、海水のベタベタ感に抵抗ある人はどうぞ!でもスイカ割りはやめてね!










白糸の滝

天に昇る龍のような在りし日の万龍楓。2004年の台風が、この真ん中をもぎ取ってしまった。
それ以来、カメラを持って行かなくなった。滝は滝だけでなく、何か味付けをしてくれる存在が写真撮影でとても
大きい。自然災害で失うことは残念だが仕方ない。しかし、どういう感覚か感性か・・・邪魔だと伐採される
ケースがたまにある。
他県のある滝で感じたことだが、展望台を設置して滝だけどうぞはあまりにも味気ない。






 




関之尾の滝 宮崎県都城市関之尾町 落差18m 日本の滝百選

東国原前宮崎県知事が一押しの滝だ。滝上流の大きな甌穴が有名だが、水量が多い夏場の豪快な姿は迫力
満天だ。水で溢れかえっている部分をフレームいっぱいに入れて豪快な滝は断然高速シャッターを切る。
ビクトリアフォールズやナイアガラをイメージして撮ったモノクローム。









千里ヶ滝 鹿児島県霧島市 落差75m

「どこの滝が一番好きですか?」と聞かれたら、「梅雨明けの豪快な千里ヶ滝」と必ず答える。
大量の水が交通渋滞を起こすように押し出され、高速シャッターで何度も撮影しているとたまに滝がジグザクに
落ちている様子がわかる。
最初に訪れたとき、梅雨の真っ最中で日暮れの薄暗い時間帯。近寄るに従って地響きが伝わり、家族連れだった
こともあって引き返した。それほど恐怖心を覚えた豪瀑だった。
文句なしにミスターウォーターフォール! 九州一番の滝でごわす!








蛇淵の滝 福岡県京都郡みやこ町 落差10m

キャンプ場として整備された公園に落ちる二条の滝。展望台から見る滝はただそれだけで面白味に欠ける。
近くに小さな吊り橋があり、ゆっくり渡るとこんな光景に出合った。新緑のもみじの向うに二本落ちの滝を撮った。
吊橋が揺れシャッター速度は限界の4分の1秒、夕方5時の薄暗くライトアップが始まりかけた時だった。




                                                                                         TOPに戻る